「いざ!2016城EXPOへ!!」パシフィコ横浜の巻
2016年12月23日から25日までの3日間、パシフィコ横浜にてお城EXPOが開催されました~。なんとクリスマスのスリーデイズ!!世の中にはこんなにクリスマスと無縁の人がいるのか?!と驚くほどの大盛況!!かく言う私もイブ、クリスマスと2日間も会場に行ってきました。
1階から5階までジオラマやパネルや各城団体のブース、講演会やワークショップまで熱気溢れて大賑わい!!大盛り上がり!!
城のキャラクターもたくさん来てて、子供連れも大喜び。やっぱり、ひこにゃん人気がすごいな。さすが。和歌山城!
高知城からの…苗木だい!!
とくに意味はない。たくさんのジオラマから上手く撮れてたやつをピックアップ!!
まず最初のお目当てはトークショー。1階のホールにて。大盛況の満員御礼!
テレビなどでもお馴染みの千田先生、そして昇太師匠!&萩原さちこさん。
「山城の魅力を語る」ということで山城好きのあるある的な話とか大爆笑で大盛り上がり。
それにしても千田先生面白すぎます。師匠と漫才みたいでしたよ。
「ぼくたち顔が似てませんか?」とか言って。言われてみたらすごい似てるもんだから吹き出しちゃいました。この前も間違えられたとの事で、山城好きの正しい顔の系統はコレですって言ってました(笑崩れた熊本城の石垣から見つかった絵柄。見えるかな?薄いかな?
他にはニコちゃんマークみたいなのも見つかり、何の意味があるかわからないとの事。
積んじゃうとわからないとこに描いてあったらしい。
落書きみたいでカワイイ。
午後の講演は駿河大学の黒田基樹先生による「秀吉の小田原攻めの意義と背景」
黒田先生は真田丸の時代考証やってる方。黒田先生は、北条氏政が20回以上もドラマに登場したことを記念すべきことと言ってました。わたしはいつも頬にご飯粒をつけてる氏政がイヤだったけど、前半はかなり北条が重要なポイントを占めてたので言われればすごいことかも。全国的にも知名度が上がったのは間違いないな。
北条氏は西の人から見ても名門の巨大王国だったそうで。
小田原が秀吉に攻められて開城したとき、奈良の僧侶の日記に「うそだ、そんなわけない。きっとウソに違いない」って書かれるほど強大な一族だったらしい。
江戸時代の各藩の領国運営のシステムもそんなのとっくに北条氏は行ってたわけで。
内容の濃い講演でした。
最後はフォーラム「小田原攻めの実態に迫る」。
コーディネーターは黒田先生。出演は小和田先生、小田原城館長の諏訪間順先生、そして私の大好きな作家の伊東潤先生!豪華絢爛!!
諏訪間先生からは最新の小田原城の発掘報告など。発掘により当時の北条の状況や考えも見えてくるわけで。御用米曲輪の池と通路は本当に面白い。まるでローマの庭園のよう。元蔵堀で発見された階段も面白い!
小和田先生からは攻めた秀吉側の話。秀吉は大号令をかけることによって参陣するかを試し、それにより奥羽仕置が行われたんですね。
韮山城に関しては、秀吉側はそんなに本気で攻めてきてないと言ってました。包囲して抑えとけばよかったと。
伊東先生からは北条氏の領国内の反北条勢力の話。
佐竹氏、結城氏、里見氏、宇都宮氏など。完全に傘下に入れることができなくて小田原合戦に響いたとの事。ただ、それ以外はほとんどの国人が主力を連れて小田原城に入ってたので領国経営は上手くいってたとの見方。
そして、この伊東先生の話を受けて黒田先生が「今の話を聞いてこれから考えなきゃいけないなとハッとしたのは、彼ら国人衆は何が一番大事で戦ってたかという事。主力が小田原に来ている国人衆は、自分の国を守るというより主家さえちゃんとしてれば何とかなると思ってたかもしれない。その辺りを今後考えたい」と言ってました。
なるほどなるほど。とっても勉強になりました。
講演の合間に会場をぐるぐると回ってると…
「ぽち城」というブースが。「ぽちっと東国の城」というアプリがあるそうな。復元イラストで城を楽しむアプリだとのこと。ただの雑木林も想像力をもってすれば、たちまちワンダーランドに早変わり!!ということで、このアプリをもって土の城にいってみよう!!というやつです。
精巧な復元図を拡大したりしながら楽しめるので、現地でもってこいですね。
こんなオリジナルグッズもいただいてしまいました!!
わーい。パンフレットがたくさん。見てるだけで旅行気分ね。
ということで、二日間にわたり楽しんできました。いろんな方に紹介していただき、またまたたくさんの城仲間が増えました!感謝感謝!みなさん、とても精力的に頑張ってて刺激になりました。
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