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2019年3月 8日 (金)

山城ガールむつみの寺子屋FINALの巻

平成31年2月26日(金)は2年半、16回にわたり開催させていただいた「山城ガールむつみの寺子屋」最終回でした。
会場の浦賀にあるクールクランカフェの一時閉店に伴い、急遽「寺子屋FINAL」ということでやらせていただきました。

突然の開催、平日の火曜日にもかかわらず、満員御礼!
たくさんの方に来ていただきました。

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今回は最後なので、話しそびれてたノロシのはなしとか、城と郭の話とか、古代国家プロジェクトとか、いろんな話を。
最後は、「ここがすごいぞ!三浦一族コーナー」をたっぷりと。
今までのダイジェストと新ネタと。

三浦一族というのは、郷土史という言葉にはおさまらないほどの活躍をしています。中世の日本史において、かなりのキーマン。三浦一族を通して見る日本の歴史、そんな切り口で、これからも楽しくお伝えしたいと思います。
三浦一族という素晴らしい歴史資源、もっと活用しないともったいない!

ということで、長々と書くのもアレなんで、箇条書きで一気にいきましょう。簡単にね。
はい、スタート!「ここがすごいぞ、三浦一族コーナー!!」

・1221年の承久の乱では後鳥羽上皇側の中心人物は三浦義村の弟の胤義だった。
・一族の津久井高行も後鳥羽上皇側について戦って討ち死に。津久井高行は後鳥羽上皇の西面の武士に選ばれるほどの弓上手だった。
・承久の乱のあとの戦後処理、軍功の沙汰をしたのは三浦義村。
・義村は京都の一等地、いまでいう四条の高島屋のあたりに屋敷を構えてた。
・三浦一族は北は青森、南は福岡、鹿児島まで所領を持っていた。
・外国との貿易に大事な場所、宗像や壱岐も三浦氏が預所などをしていた。

・各地で活躍した三浦一族の子孫たちもそのあと活躍を続ける。
・会津の戦国大名の蘆名氏も三浦一族。今の会津若松城はもともとは三浦蘆名氏の黒川城が築かれていた。
・越後奥山荘、現在の新潟県胎内市も三浦氏ゆかり。和田義盛の弟の義茂がその地をもらい、越後和田氏、中条氏、黒川氏などと分かれ、戦国大名となっていった。そして上杉氏の家臣となり、米沢へ。
・美作三浦氏は、高田城を尼子氏と対等統治していた。月山富田城でも尼子氏と一緒に戦った。

・江戸時代になっても、三浦一族は伝説化して語り継がれていた。
・「鶴は千年、亀は万年~三浦大介(義明)106つ」という数え歌があった。三浦氏の活躍を詠い、さらに長寿でめでたいとされていた。
・与謝蕪村も掛け軸で三浦大介義明図を描いている。祝いものだった。
・江戸時代に入ると、いろんな大名が三浦氏の系図につなげる系譜を作成した。名門の三浦氏の家系が欲しかった。信憑性如何は別として、当時、三浦一族がそのように求められる存在、名門という認識が持たれていたということが分かる。

・徳川家康の10男頼宣(水戸藩の祖)、11男の頼房(紀州藩の祖)を生んだお万の方は正木氏の娘。正木氏は三浦氏だという伝承あり。後にお万の方の兄、為春は家康から許され、正木姓から三浦姓にした。その後、紀州藩の家老となり、1万5千石をもらい貴志城を築城し、明治まで続く名門となった。その子孫が大正時代に祖先の地三浦半島を訪れ、顕彰碑などを建てた。
正木氏の系図の真偽は別としても、三浦氏の名前、ネームバリューがこれほどまでにあるという事実が面白く、大事なこと。

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他にもいろいろとお話ししました。
地図を見てると、三浦一族のいろんな足跡が見えてきます。自分なりに考えて推理するとワクワクします。そんな地図のお話を。
ここでは伝わりにくいので割愛(笑


こんな感じで全16回、楽しくお話しさせていただきました。
たくさんの研究者さんの本で勉強させてもらいました。
それを簡単に楽しくお伝えするのが、自分の役割だと思ってます。
これからも、たくさん勉強して、楽しく優しく伝えていければなと思います。

Img_1035気づけばたくさんある城あと。
一緒に歩きながら、自分の足で肌で楽しさを感じてもらえたら嬉しいなと思い、始めましたが、寺子屋を通して、少しずつ輪が広がってきたことを嬉しく思います。
埋もれてしまっている歴史を掘り起こすことで何かが見えるかもしれない、ワクワクする世界が広がるかもしれない。五感をフルに使って楽しむ歴史、そんな素敵な時間をこれからも一緒に楽しんでいけたらなと思います。


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いつも本の紹介コーナーで1冊紹介していましたが、いつか最終回が来たらコレ!と決めてました。私の活動の原点!
永井路子さんの「相模のもののふたち」です。

こんなに愛情あふれた歴史エッセイは読んだことがありません。
エッセイと言っても、かなり内容は濃く、しっかりしています。勉強にも、もってこいの一冊です。
永井路子さんは著書などで、研究者の方の苦労と努力に感謝するお話をされています。その研究に、永井先生が息吹を吹き込む。
私はこの本を読んだ時、そんな風に感じました。
研究書はやはり難しいので、興味のない人がすんなりと読める内容ではありません。なので、その間に入って、面白さを伝えたい、そう思ったきっかけの本、私にとっては原点の一冊です。


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こんなお花までいただき、感激です♡
最後は記念撮影を。

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わたしをはじめ、最初はみんなが初対面同士のなか、回を重ねるごとに、和気あいあいとした雰囲気になっていきました。ウォーキングイベントなどで一緒に歩くごとに、どんどん顔見知りが増えて、話をしたり挨拶をしたり。
今では、前からの友だちのように話してる人たちもいたりして。
こんなに素敵な会になるとは思いもせずに始めた寺子屋。最終回の寺子屋が始まる直前、なんだかとても幸せな気持ちになりました。

私自身もたくさん勉強させていただきました。
面白いと思って、来てくださった方に本当に感謝です。
また違う形で寺子屋を不定期でやりたいなと考えてますので、またそのときはよろしくお願いします。

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全16回、お一人だけ皆勤賞の方がいらっしゃいました。
他にもみなさんたくさん来てくれたんですが、皆勤賞ということでスペシャルバッジをプレゼントさせていただきました。

これからも楽しいこと、どんどん考えまーす。
お楽しみに!!

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