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2021年1月の4件の投稿

2021年1月30日 (土)

新発売!山城ガールむつみの新デザイン御城印!

また新しい御城印が販売開始になります!
デザイン&説明文をやらせていただきましたー!
今回もいいお城がそろっております♡

なんと、一挙に5城の販売開始でーす。
また今月もお城と御城印を楽しんでくださいね✨



【坂田城】

坂田城は水運の要である栗山川沿いに築かれた台地上の城です。

千葉氏庶流の三谷氏が築いたとされ、その後、井田氏が押領し、拡大整備したと考えられています。

これは小田原北条氏が里見氏、佐竹氏に対するために配下の千葉氏を介して配置したものと思われます。

​そのように重要な位置にあった坂田城は、下総を代表する規模の城郭へと発展しました。


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坂田城が湿地や沼が点在する要害のため。御城印には沼に浮かぶように見える坂田城の遠景と縄張図をデザインしました。

坂田城御城印販売場所
・横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」
〒289-1732
千葉県山武郡横芝光町横芝1355番地2
電話番号0479-74-8585

一般社団法人 横芝光町観光まちづくり協会 (yokoshibahikari-kankou.com)
営業時間等の詳細につきましては、上記のHPをご覧ください。




【中城】

中城は多古の中心ともいえる中村の大地に築かれた城です。

​鎌倉時代から室町時代に開山された古刹、日本寺や妙興寺などが建ち並びます。

​千葉氏宗家当主の千葉胤貞が中城を築いたとも伝わりますが、詳細はわかりません。

​いずれにしろ、台地全体が要衝地であり、戦国期に改修されながら城郭として取り立てられたと思われます。

​地元ボランティアの素晴らしい活動のおかげで、良好な遺構をを楽しむことができます。

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中城は多古城郭保存活用会が整備したため、美しい遺構が姿を現しました。
そんな中城の御城印には、保存活用会が作成した縄張図をどーんと真ん中に配置しました。


中城御城印販売場所

・道の駅多古あじさい館
〒289-2241
千葉県香取郡多古町多古1069-1
電話0479-79-3456

道の駅 多古 あじさい館|千葉県香取郡多古町多古の道の駅 (michinoeki-tako.com)
営業時間等の詳細につきましては、上記のHPをご覧ください。

 


【河村新城】

河村新城は高速道路の工事に伴う発掘調査により、その姿が明らかになりました。

相模・駿河・甲斐の境界に位置し、小田原防衛のための最重要地点といえます。

武田信玄や勝頼に攻められたり、武田氏滅亡後にその遺領を徳川氏と北条氏が争った緊迫した状況が河村新城を通して浮かび上がってきます。

​工事で破壊されるのは三分の一であり、大部分は今後も茶畑として残ります。今後の研究調査が期待されます。

ちなみに城へ向かう途中に立ち入り禁止の鎖がありますが、徒歩でしたらそのまま進んでOKです。車は立ち入り禁止です。
発掘調査の現場には入れませんが、調査箇所の手前に案内板がありますのでそこまでは行けます。


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河村新城の御城印には、発掘調査で出てきた障子堀をモチーフにするとともに、新編相模国風土記稿に描かれた河村新城の絵図を入れました。壊されず残る部分は、絵図にも描かれていて、今後もこの絵を片手に十分楽しむことができます。



河村新城御城印販売場所

・道の駅山北
〒258-0123
神奈川県足柄上郡山北町湯触317
電話番号 0465-77―2882
買う | 山北町観光協会公式サイト (yamakita.net)
営業時間等の詳細につきましては、上記のHPをご覧ください。

・山北観光協会
ともしびショップさくら1階売店

ともしびショップさくら (yamakitashakyo.jp)
営業時間等の詳細につきましては、上記のHPをご覧ください。

 



【勝浦城】

勝浦城は勝浦湊東側の岬に築かれました。丘陵伝いに南北1.5km、東西0.6kmに広がる広大な城域です。

勝浦正木氏の本拠地として整備され、正木氏は天文11年(1542年)頃に勝浦に入ったと考えられています。

​勝浦正木氏は里見氏の配下でしたが、小田原北条氏につき、さらにまた里見氏の配下となり、里見氏について安房国へ移りました。



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勝浦城の御城印は特徴のある突き出した岬の地図と、城に建つ「お万の方」の像をモチーフにしました。勝浦正木氏の娘であるお万は徳川家康の側室となって、水戸藩初代頼房、紀州藩初代頼宣を生みました。


勝浦城御城印販売場所

・ONE勝浦企業組合
〒299-5225 
勝浦市墨名657-2
勝浦市商工会館内
0470-73-4554
10:00~16:00
定休日 水・土・日・祝日
営業時間内でも不在の場合がありますので事前にお問い合わせください。
ネットショップにて販売も致します。
勝浦おみやげ市場
https://www.one-katsuura.com/

・遠見岬神社 
〒299-5233 
勝浦市浜勝浦1番地
0470-73-0034
8:00~16:00
休務日あり(不定休の為お問い合わせください。)



【興津城】

興津城は興津湊の北側の丘陵上に築かれました。そこから北へと尾根が延びその尾根は主要街道となっていて、興津城が水陸の交通の要衝に位置することがわかります。

戦国時代になると、上総武田氏や正木氏が城としてとりたて、里見氏に攻められたことが記録に残っています。

​「興津巣城計」と書かれた文書が残り、攻め囲まれて裸の状態になった城の姿が浮かび上がり、緊迫感を伝えてくれる
現地には戦国期の遺構が残ります。


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興津城の御城印は湊を望む山陵と湊の地形がわかる地図をモチーフにしました。
さらに縄張り図を配置し、正木氏の家紋を描きました。
正木氏は三浦一族からの庶流とされていて、家紋も三浦氏と同じ三つ引両です。


興津城御城印販売場所

・ONE勝浦企業組合

〒299-5225 
勝浦市墨名657-2
勝浦市商工会館内
0470-73-4554
10:00~16:00
定休日 水・土・日・祝日
営業時間内でも不在の場合がありますので事前にお問い合わせください。
ネットショップにて販売も致します。
勝浦おみやげ市場
https://www.one-katsuura.com/

・御門
〒299-5245 
勝浦市興津2656
0470-76-0008
8:00~19:00
定休日 毎週日曜日 




今回の御城印は5城ともに歴×トキにて通信販売もしてます。
御城印に同封されてる山城ガールむつみオリジナルチラシや説明文を先に読んで、いつか現地に行くのも楽しいと思います♡




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2021年1月22日 (金)

松汀園ツアー3月のお知らせ

逗子にあるKKR逗子松汀園にて3月にまたツアーやります。
1月のツアーも楽しく無事に終わりました!


次回は、逗子と鎌倉の境にある名越切通しに行きます。
鎌倉から、名越の切通しを抜けて逗子へ。
途中いろんなとこに立ち寄ります✨

歩き終えたら松汀園にておいしい懐石料理です。
お申し込みは松汀園さんに電話してください。


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2021年1月13日 (水)

流鉄の中吊りポスターに登場!!

千葉県流山市の「流山駅」から松戸市の「馬橋駅」までを結ぶ流鉄。通称「リュウテツ」!
とてもかわいいホノボノとしたローカル線。


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そんなリュウテツの車内ポスターに登場させていただきました。

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なんと、流鉄沿線にはたくさんのお城があるんですよ。
このあたりはまさに、江戸川沿いの要衝地!江戸川で南下すると、下総国府があった国府台へとつながるのです。

お城もたくさん築かれましたし、合戦の舞台にもなった重要エリアなのです。

2020年10月には、流鉄「流山駅」で花輪城の御城印、「平和台駅」で前ヶ崎城の御城印が販売開始に。
11月には、「小金城趾駅」で小金城と、根木内城の御城印が販売開始になりました。

まさに「流鉄に乗ってお城に行こう!」なのです。
と、いうことで中吊りポスターにしていただくことになったのです♡


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小金城趾駅
その名も城趾駅!小金城が歩いて5分くらい。


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小金城は発掘調査で障子堀が検出されている小田原北条氏に属した高城氏の拠点です。
台地全体を城郭化した千葉県有数の大規模城郭です。
宅地開発が進んで破壊されるも、公園になっていて一部は保存整備されています。


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達磨口のところ。櫓台か物見台があったと思われます。



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達磨口から歩いて5分くらいの広徳寺。
ここも方形居館のようになってて、空堀と土塁で囲まれていたと思われます。


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土塁を壊して墓地にした模様。


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土塁の上には高城氏の墓所が。


小金城趾駅から歩いて30分くらい行くと、根木内城もあります。
ここは高城氏が小金城を改修して移ってくる前に本拠としてたとされるところ。
道路で分断されてしまってますが、存分に戦国期の遺構を楽しむことができます。

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土塁も堀も良好に残ってます。


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流山駅

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流山駅から歩いて10分ちょっとの花輪城。川沿いの台地に築かれました。
空堀と土橋が検出されてます。


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平和台駅

歩いて20分くらいに前ヶ崎城があります。
リュウテツに乗ると、丸一日では足りないくらい見どころ満点なのです。


コンセプトとしては、とにかく地味な城たちを一人でも多くの人に知ってもらおう!ということ。
山城好きの中でも、ちょっと地味なお城をチョイスしました。
特に、花輪と前ヶ崎はちょっとマイナーよね。
でも、個人的には、前ヶ崎城が大好きです、わたしは。

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前ヶ崎城。

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ここ前ヶ崎城。土塁が美しいです。



しばらく車内に貼られてるので、出かけられるタイミングになりましたら是非!リュウテツの旅を楽しんでください。
お城にも足を運んでくださいね。

お城で地域活性化したら本当に嬉しいなと思います。
埋もれてる地域の魅力、どんどん掘り起こしていきましょう~!!


スポンサーになってくださったのは、株式会社塚原緑地研究所さま。
こちらは、千葉県下の県立公園などの管理をしている会社です。
県立公園は、城跡が公園になってることもあり、城の保存活用に積極的に携わってくれてる会社さんです。ありがたや✨
カメラマンはいつもお世話になってる斉藤小弥太さんです。

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この辺りは「金(こがね)領」です。千葉氏の庶流である原氏の支配領域を高城氏が引き継ぐ形で、城郭を構えながら支配領域を広げていったと思われます。
様々な勢力がぶつかる境界地帯だったので、幾つものお城が築かれたんですね。
前ヶ崎城では、討ち死に記録残っていて、当時の緊迫した状況が伝わってきますね。

ぜひ、リュウテツに乗って歴史の旅にお出かけくださいませ♪
ちなみに流鉄ではICカードは使えません。そこがまたイイ味です✨
なので、500円のフリーパスがオススメ!改札でお買い求めいただけます。

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2021年1月10日 (日)

NHK出演

2021年1月3日放送の「最強の城スペシャル第7弾」に出演させていただきました。
群馬県の太田金山城です。
再放送予定が決まったらまた告知しますね。放送前に告知し忘れました。すみません…。


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ここは何度もツアーでやっている大好きなお城です。この写真は2年前くらいのツアー風景。
お正月の家族で観る番組とのことで、
「元気が出る」「行ってみたくなる」「パワースポット」「負け知らずで縁起がいい」
そんなキーワードで金山城の紹介が構成されていました。

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まずは歴史好き、城好きの裾野を広げたいと思って私は活動してるので、そういった構成でOK!と思って出演させていただきました。
知ってもらわないことには、「マニアックな一部の人の趣味」で城ブーム、山城ブームが終わってしまいますから。
そうじゃなくて、興味持ってもらってちゃんと歴史と城を大事にする環境を作らなきゃいけないですからね。
有名なお城はいいですけど、その辺にたくさんあるお城たちは、存在を知ってもらわないと!

と、いうことでNHK出演~✨

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金山城は土馬などが出てることからも、古代からの信仰の山だったと思われます。地域の聖地である金山を取り込むように、城郭化していったのが金山城だと思います。
なので、ある意味、山全体が聖なる山(まぁ、パワースポット?)です。

例えば、三浦一族の衣笠城もしかり。
同じように聖なる信仰の対象の山を一族の聖地として取り入れて、いつの時代の頃か、そこが城郭として取り入れられるパターン。

古墳が多い地ということからも、古代からの歴史はもちろんのことですが、新田氏が新田荘に入った頃の平安鎌倉時代から歴史が連綿と繋がってるような気がして、何度来ても金山城は感動します。

アゴ止め石の石積みもあったり、1590年以降と思われる石垣があったり、とにかく面白いお城。
車でも行けるので、もし興味持っていただけたら出かけてみてください。


大光院からの登城路、大手方面からの登城路、歩くなら両方ともオススメです。
麓のガイダンス施設と金龍寺も是非寄ってくださいね。

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ガイダンス施設のジオラマ。これだけで余裕で1時間は楽しめる!


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たまに金山城ツアーやりますので、また開催の時にはHPやブログで告知しまーす。
太田は宿場もありましたし、街並みも歩いてて楽しいのでぜひ太田駅から歩いてみてください。
駅前の図書館も素敵ですよ♡

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