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2022年2月の9件の投稿

2022年2月25日 (金)

網戸城・鏑木城の御城印発行

新しく千葉県旭市の御城印2城が販売開始になります。
網戸城と鏑木城です✨
網戸城は、木曽義昌が居城としたお城です。

木曽義昌は、信濃国木曽谷を拠点とする木曽氏の当主です。
武田信玄の娘を妻とし、武田氏に属しました。
その後、豊臣秀吉、徳川家康に仕え、家康が関東に入ると義昌は網戸に移封となり網戸城を築きました。
木曽氏は木曽義仲を祖としていて、義昌は義仲の後裔と伝わります。
旭市の「旭」は「朝日将軍」と呼ばれた木曽義仲に由来します✨

御城印の情報と、詳しいお城の説明は下に書いておきますね♪

販売開始 2021年2月26日(土曜)

値段 300円(税込み)

販売場所

季楽里あさひ

〒289-2511

千葉県旭市イの5238番地

電話:0479-62-0888

9:00~17:00 年中無休


ネット販売
歴×トキHPにて  https://www.rekitoki.com/

 

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「網戸城」

網戸城は九十九里平野の微高地に築かれました。この地は、北方に椿の海、南方は太平洋という水上交通の発達した地域です。

現在の東漸寺周辺一帯が網戸城の城域とされていて、主郭は東漸寺の西方、字「城之内」付近と考えられています。主郭と思われる箇所の南方には、「上宿」の集落が形成され、そこから城内へ続く道はクランクしていることからも、防衛線として機能していたことが推察できます。網戸城の規模や構造などは明らかになっていないものの、東漸寺には空堀や土塁などが残っています。

網戸城の築城主や築城年代などは不明ですが、応永年間(1394年-1418年)頃の築城とも、小田原北条氏の家臣大橋山城守康忠によって築かれたとも伝わります。

天正18年(1590年)の小田原の役の後、徳川家康の関東移封に伴い、木曽義昌が下総国阿知戸一万石に入りました。義昌は、近隣の福昌寺を仮陣屋とし、翌年に網戸城を改修整備し、居城としたとされています。義昌の死後、嫡男の義利が跡を継ぎましたが、慶長5年(1600年)に義利が叔父を殺害。それにより、家康から追放され、廃藩、廃城となり、その封地は幕府の直轄地となりました。

【御城印デザインのご説明】

木曽義昌は、信濃国木曽谷の領主木曽氏の第19代当主でした。弘治元年(1555年)に武田信玄に降って、その娘を妻としました。その後、織田氏、豊臣氏に属しますが、小田原の役の際に、自身の病気を理由に嫡男義利を出陣させたことから疑惑を持たれ、阿知戸に転封されたといわれています。

阿知戸において、善政を行い、城下の繁栄に心を砕いた義昌は、文禄4年(1595年)に没し、遺言により、その遺体は椿の海に水葬されました。

義昌は、木曽義仲(源義仲)の後裔と伝わっています。義仲は清和源氏源為義の孫にあたり、源頼朝の挙兵に呼応し、打倒平家の兵を挙げました。義仲は上洛の際、倶利伽羅峠の戦いで平家方に大勝し破竹の勢いで進軍したことから、朝日の昇る勢いになぞらえて、「朝日将軍」と称せられました。

江戸時代に、国学者の野々口隆正が木曽義昌の旧跡を訪れた際、義仲とその後裔である義昌を懐古して、「信濃より いづる旭をしたひ来て 東のくにに 跡とどめけむ」詠んだといい、この和歌が旭市の由来となっているといいます。

御城印には、市名の元になった「朝日」をモチーフにするとともに、木曽義仲の銅像をモチーフにしました。さらに、義昌の肖像画、兜(伝木曽義昌兜・東漸寺蔵)をデザインしました。


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「鏑木城」

鏑木城は下総台地の北東端に位置し、南側にはかつて存在した「椿の海」が広がっていました。椿の海は寛文10年(1670年)に干拓が開始され、「干潟八万石」と呼ばれる水田地帯になりました。椿の海に面していた南側には「ネコヤ」と呼ばれる場所があり、さらに「岸湖」という字名が残っています。そのことからも、鏑木城が椿の海を利用した水上交通の要衝に築かれたことがよく分かります。

鏑木城は周辺の台地を城域に取り込むような形で築城されており、広義の城域は東西1000m、南北800mに及ぶことが発掘調査によって判明しました。空堀、土塁、櫓台が良好に残り、周辺には「北門」「馬場」などの字名も残っています。「内宿」の字名が残る北側集落は、当時の城下集落の形態をとどめています。さらに、主郭からネコヤ地区に下りる大手と思われる道筋が残っており、その道に沿って5段の腰曲輪が築かれています。このルートに対する備えのほどが見て取れます。

鏑木城の詳細は不明ですが、鏑木氏の居城とされ、鏑木氏は戦国時代に主筋の千葉氏を通して小田原北条氏に属しました。天正18年(1590年)の小田原の役の後、鏑木城は徳川家康によって接収され、その後、廃城になりました。

 【御城印デザインのご説明】

椿の海に面し、急崖に囲まれた鏑木城の御城印は、周辺の地形が分かる地図を描きました。鏑木城は、中世においては東総地方の代表的な城郭だったと思われます。諸大名による諸家文書には、「かぶらぎ城 三百騎」と書かれていて、鏑木城が小田原の役まで機能していたことが分かっています。

鏑木氏の祖は『千葉大系図』によると、千葉胤定といわれています。胤定は千葉常胤の孫、胤時の子で、寛喜年間(1229年―1232年)に鏑木の地に入り、鏑木胤定を名乗ったと伝わります。鏑木氏は千葉城主代々の四天家老にその名があり、常に重要な役割を果たしていたことが分かります。御城印は、鏑木氏の祖と伝わる鏑木胤定の肖像画をモチーフにし、あわせて、千葉一族の家紋「九曜」、鏑木氏の家紋「月星」を配置しました。

 

 

 

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2022年2月23日 (水)

YouTube新作「鎌倉殿の13人!いざ、安房国へ!三浦一族脱出の巻(前編)」

YouTube新作アップしました。
今回は三浦一族の脱出編です。衣笠合戦のときに脱出して、怒田城の船溜まりまで逃げてきました。ここから船で安房へ!
そんな足取りを追いました。
今回は前編!!
歴史ロマンの旅に出陣です✨

~鎌倉殿の13人!三浦一族&源頼朝、房総半島に脱出の巻~『山城ガールむつみの出陣のススメ!!いざ、安房国へ!(前編)』 - YouTube

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2022年2月18日 (金)

JR・駅からハイキング


JR東日本(千葉県内)の『駅からハイキング』の「山武いちごの里ハイキング」コースのご紹介✨
山武市の総武本線成東駅STARTのコースにチラリと登場です。
コース内に成東城が入っているため、成東城のコメント掲載していただきました。


『駅からハイキング』は、コースごとに決められた集合駅で受付し、コースマップをもらいます。そして、そのマップに沿って、各自歩いて見どころを楽しんでいただくというものです。

歴史&城が『駅からハイキング』にたくさん取り上げられるようになったらいいな♪
今後はコース提案などもさせていただきたいなと思います。
地域を丁寧に歩いて回って楽しむというのが歴史めぐりの醍醐味ですね(*^^)v

山武市成東駅STARTの『駅からハイキング』、よかったら参加してみてください。
このコースは期間が短くて、2月25日(金)ー27日(日)の3日間!山武市はイチゴが名産🍓今が一番いい時期🍓



JR東日本:駅からハイキング|コース検索 (jreast.co.jp)
(成東駅、山武市などのワードで検索してください)

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こちらが受付で配られるコースマップです♪


《成東城のご説明》千葉県山武市

成東城は九十九里平野を臨む標高45mほどの台地に築かれました。現在は城の中心部が成東城跡公園として整備されています。

作田川が近くを流れ、現在はその支流が成東城の裾野を囲むように流れています。成東城は台地全体を利用して築かれていて、現地を歩くとその規模を感じることができます。さらに、台地東南にあたる九十九里海岸方面には遮る丘陵が全くなく、成東城が水上交通の要であったことが見て取れます。成東城は鎌倉時代以降、この地を治めていた印東氏が築城したとも伝わりますが、今に残る遺構は16世紀以降のものと考えられています。

1450年代に印東氏がこの地を支配しなくなった後は本佐倉城を拠点にした馬加千葉氏の勢力下になり、その子、胤定(鳴戸八郎)が城主として成東地域を治めたといいます。

永禄12年(1569年)頃には正木氏による下総侵攻があり、成東城もその混乱に巻き込まれたと思われ、そういった状況下で改修されながら機能したと思われます。

台地全体を利用して築かれた成東城は、本佐倉城や土気城などといった両総の主要城郭に匹敵する規模であることからも、この地にこれほどの城を築ける勢力がいたことを物語る城といえます。 

天正18年(1590年)に豊臣秀吉が小田原城の北条氏を攻めると、成東千葉氏当主の将胤は北条方として戦い、討ち死にしました。小田原北条氏が滅亡し、徳川家康が関東に入封すると成東には家康配下の石川康通や青山忠成などが配属されましたが、元和6年(1620年)に廃城となりました。

 

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主郭には神社が。公園になっているので見学しやすいです。


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堀が通路になってます。


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九十九里浜が見えます🌊

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2022年2月16日 (水)

東洋経済の記事

千葉県での活動を記事にしていただきました。
小学校で講義させてもらったこととか、日本初のお城開きを提案&イベント開催したこと、バスツアーのこととか書いてもらいました。
これからも、どんどん色んなことやっていきたいと思います。

地元民も知らない「山城」で覚醒、驚異の町おこし(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

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2022年2月13日 (日)

募集開始のツアーのお知らせ

明日から募集開始になるツアー&まだ安芸が若干あるツアーのお知らせです。
ぜひ、一緒に歩きましょう~♪

◎逗子市観光協会さんのツアー

こちらは2月14日から募集開始です。
ただ、電話か観光協会窓口(逗子市役所内)のみの受付のため、申し込みにくいかもしれません。14日の朝8:30から受付開始です。
先着20名です✨


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◎横須賀市観光協会さんのツアー
こちらは2月21日でしたらまだ空いてます。申し込んでいただいたら、確実に参加いただけます。抽選とか先着順だと、なかなか当たらないのでこちらはオススメです。申し込みはネットか、電話でもOKです。

【山城ガールむつみとゆく】歴史追体験ツアー参加者募集!北条義時ドラマで注目の「三浦一族」。その本拠地衣笠を訪ねる。 – 横須賀市観光協会 (yokosuka-kanko.com)

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◎多古バスツアー・路線バス貸し切りでガタゴトGO!
こちらは残りわずか!絶対楽しいです、このツアー。なぜなら、すでに私がテンション上がってるからです笑
こちらもお申し込みお待ちしてます✨
http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_tour/tour/post_767.html





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2022年2月10日 (木)

祝♡100個

ついにスタンプが100個!やったー!!
嬉しい✨
自慢しちゃう。中身をお見せします。

このスタンプカードは、私の主催ツアーに来て下さった方にお配りしております。
参加してくれたごとにシールをお渡しして、ご自身で台紙に貼っていただくシステムです。
台紙は、一度でも主催ツアーやカルチャースクール、aini(旧TABICA)に参加していただくとお渡しさせていただいてます。

なお、台紙をお持ちの方で
観光協会さん、のあたびさん、その他のツアーに参加した場合は自己申請で
「どこどこのシールちょうだい」と言っていただくとシールをお渡しするという、ゆるいシステムです笑

中身を見て、
「あ!行ったのに持ってない!」いう場所がありましたら、私に言ってください。お会いするときに持ってきます。

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じゃーん!たまると嬉しい♡


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これは手作業で一生懸命作業してます。超アナログです。
50個で粗品、さらに100個で粗品プレゼントです♪



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2016年2月21日から始めたんですね。
こういう仕事を始めたばかりの頃。懐かしい。

ベスト3、どこにしよう?こうやって振り返るのも楽しい♪
ぜひ、ツアーに参加して集めてください♡

残席わずかのおすすめツアーはこちら。
どれも、これを逃すと後悔必至の楽しいツアーになってます。


◎富士川の戦い&梶原氏の滅亡の地をめぐるツアー

2/14・23 いざ 富士川の戦い!和田神社と梶原一族終焉の地・梶原山を登る | 地元出発ツアー のあたび (noatabi.co.jp)


◎頼朝の挙兵&北条氏ゆかりの韮山ツアー
2/28 いざ、頼朝旗揚げの地・韮山!頼朝と政子ゆかりの北条の里を巡る | 地元出発ツアー のあたび (noatabi.co.jp)



 

 

 

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2022年2月 9日 (水)

山城ガールむつみさんと行く・三浦一族ゆかりの地(鎌倉BUSHIDO)

新しいYouTubeは横須賀市さんと制作させていただいた動画になります✨
しっかりと作らせていただきました。脚本、編集も時間掛けて一生懸命やりました!
ぜひ、観て下さい♡
三浦一族の魅力をお伝えできたら幸せです✨
共演は横須賀市観光協会の軍司さんです♪

鎌倉BUSHIDO~山城ガールむつみさんと行く・三浦一族ゆかりの地~ - YouTube

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2022年2月 3日 (木)

写真展


スチールや動画をお願いしている齊藤小弥太さんの写真展へ。
テーマはPhysis。
生成する力。


そこにかつてあった森の姿を、更地となったコンクリートの地面に投影。
それを自作のピンホールカメラで撮影。

そうして撮った写真の中には不思議な世界が広がっている。
深い海の底のような、はたまた色鮮やかな油絵のような。
遠目に見ると、モネの睡蓮のように見える作品も。
近づいてみると、コンクリート地面の石ころに、鮮やかなコスモスを投影していることがわかる。
なんとも不思議。こんな形で、目に見えない地中の生命力を表現する方法があったのかと驚く。
どの写真も光が立ちのぼるように見える。


自然とは何か?を考え、「生成する力」ではないかと話す小弥太さん。

表層ではなく根底に存在する生成力。
一見の価値あり。
2/10まで。
EPSONギャラリー丸の内EPSITE


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コンクリートの地面に手前の写真を投影して撮ったのが、展示されている写真。


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齊藤小弥太写真展
『Physis』
産業廃棄物や違法残土からなる小山があった。その小山の斜面には長い年月の間に草木が生い茂り、緑豊かな様相をみせていた。しかし近年、小山一帯は再開発地域に指定され、緑の覆われた斜面は更地となっていった。ある日ふと思い立ち、更地となった地面の上に過去の光景を投影した。暗闇に淡く浮かび上がるその姿は、また遠い未来に生成されるであろう自然の姿を感じさせた。目には見えずともそこに在り続ける生成の力『Physis』を表現しようと考えた。

https://www.epson.jp/.../gallery/exhibitions/2022/0129/

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萩原さちこさんと畠中和久さんと一緒にギャラリーへ。
とっても贅沢で幸せな時間を過ごさせていただきました✨

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2022年2月 1日 (火)

ガタゴトバスでGO!第1弾のお知らせ


新しいシリーズ始動✨
3月20日(日)ツアーやります。募集開始です!
先着順です。

路線バスシリーズ第1弾🚌
千葉県多古町の山城を貸切路線バスで回ります。ガタゴトバスでGO!
テンション上がります🙋‍♀️私が車掌さん👩🏻‍✈️

集合解散は空港第2ビルです。
東京横浜方面から、横須賀線で成田空港行きに乗れば一本🚃

鎌倉殿の13人にも登場する名族千葉氏の内紛の舞台になった多古は歴史満載❤️
ゆかりの城やお寺をめぐる歴史探検ツアーです。
一緒に出陣しましょう✨

今回は乗り物好きな方も楽しめます🚌
普段はじっくり見れないバスの運転席を見たり、運転手さんとお話ししたり♪
めいっぱい楽しみましょうー!
申し込みはこちら。
http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_tour/tour/post_767.html

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この子が平成元年生まれのバス太くんです。(いま、勝手に名前付けました)
JRバスだから、バス太ジュニア(jr)かな。

と、いうことで
バス太に乗って山城にGO!!

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