日刊スポーツ記事掲載
今回は満願寺からスタート。
佐原義連開基と伝わるお寺。国重文の地蔵菩薩、観音菩薩を拝観しました。
義連ゆかりの仏像と伝わります。
高僧俊芿(しゅんじょう)がこの寺の創建に関わったと思われます。
寺域は今の数倍あったのでしょうね。
ここでは、三浦一族佐原系の歴史をお話。
矢部禅尼と北条泰時、そして、再嫁先の佐原盛連。
その子供たちから始まる、三浦一族シーズン2✨
タップリお話しさせていただきました。
満願寺の後は佐原城へ。ここでは地元の手作り甲冑隊がおもてなししてくれました。
写真がなくてすみません。紙面に甲冑隊の方々との記念写真が載ってます♪
地元の愛情をいただき、次のスポットへ!
お次は茅山貝塚。現在は慈眼院です。
ここは縄文時代の貝塚ですが、そのあと15世紀に寺が創建されたと伝わります。詳細は不明ですが、立地的に私は砦のようなしかるべき施設ではないかと思っております。
なぜなら、対岸は怒田城。海からのルートの最重要地です。
しかも、貝塚。怒田城も吉井貝塚です。ということは、古くから人が集落を構えていた台地です。
上書きされて中世も何らかの形で使われたのではないでしょうか?
ちなみに山裾からは、今での大量の貝が出てきて面白いです✨
正業寺に寄ってから怒田城へ。
今回は結構歩きます。かつての海をまたいで対岸へ。最終的には4時間で17000強。
歩いたー!という心地よい疲れあり。
正業寺は砂村新左衛門のお墓があります。かつての古久里浜湾が入り込んでいた湿地をで時代の頭に干拓した、幕府のスーパー技術者です。干拓されて、内川新田となりました。
なので、怒田城から、それ以前の海や湿地だった様子、船が行き交うようなそんな景色を想像して皆で思いを馳せました。
ここでは、石橋山の戦い、小坪合戦、衣笠合戦。
そして、衣笠城から脱出して、この怒田城から船で安房に渡る経緯をタップリとお話ししました。
大河ドラマではあまり描かれませんでしたが、日本の歴史を左右するほどの大事件がココで起きていたのです✨
今回は対岸から歩いてきたので、いつもよりもさらに想像力がパワーアップ。
だれの眼にも、この景色が青々とした海が入り込み、三浦一族の船が行き交う光景が浮かんだことでしょう。
今回も大盛り上がりで楽しいツアーでした♡
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