2022年7月の6件の投稿
2022年7月21日 (木)
2022年7月19日 (火)
川原井里見城・小坪館・青山城の御城印デザイン
今回は埼玉県比企郡小川町の青山城と千葉県袖ケ浦市の川原井里見城と小坪館が販売開始になりました。
お城の情報や販売情報は以下をご覧下さい。
今回もかっこよく完成しました✨
【青山城のご説明】埼玉県比企郡小川町
青山城は仙元山の南側に位置する丘陵に築かれました。標高は265mで、西側には小川町の市街地がある盆地から谷が入り込み、東側は槻川が蛇行して流れています。
青山城の南東約3km地点の小倉城とは、途中「物見山」を経て、尾根続きとなっています。このことから、青山城と小倉城は連携して機能していたことが推察されます。
三方の尾根が交わる自然地形を巧みに利用し、その頂点に主郭が置かれています。それらの尾根からの侵入を遮断するように、堀切、竪堀などを多用した技巧的な山城です。
『関八州古戦録』の記述から、永禄5年(1562年)に小田原北条氏が松山城に上田暗礫斎(上田朝直)と上田朝広を置き、青山、腰越の砦とともに守らせたことが分かります。この青山の砦が青山城とみられ、青山城が東方約20kmに位置する松山城の守りとして機能していたことが推察されます。
山麓には集落が形成されていないことからも、青山城は生活空間や居住性は重視されておらず、あくまで松山城の支城として軍事的な役割のみをもった城であることが指摘されています。
【御城印デザインのご説明】
「青山」の由来は、この山が青色をした緑泥石片岩(青石)で形成されている「青い山」であるためにその名が付いたといわれています。青山城の麓には、板碑(いたび)の採石地である下里・青山板碑製作遺跡(国指定史跡)があります。このことから、青山城の御城印は緑泥石片岩のカラーをイメージしました。二の曲輪西側の土塁上には、緑泥石片岩の石積みが残り、小倉城のように緑泥石片岩を多用した石積みが想定されています。
青山城の本城である松山城城主上田氏は、もとは扇谷上杉氏に仕え、その後、小田原北条氏に属しました。御城印には、扇谷上杉氏と小田原北条氏の家紋をデザインしました。
あわせて、技巧的で遺構が良好に残る青山城の縄張図をモチーフにしました。
【川原井(かわはらい)里見城のご説明】千葉県袖ケ浦市
川原井里見城は小櫃川の支流松川によって形成された谷津に面した標高80mの丘陵に築かれました。里見亦四郎の居城という伝承を持ち、「ジョウヤマ(城山)」の字名が残っています。現在、「ジョウヤマ」と呼ばれる最高地点はゴルフ場となっていますが、かつては80m×50mの区画と、西側に堀が存在したとされています。さらに周辺には「軍坪(いくさつぼ)」「番所」「番所谷」「番所前」「長堀」などの地名が残っています。
また、番所谷北側の高台には土塁に囲まれた空間があったことが見て取れ、最高所の「ジョウヤマ」とその下に位置する区画とが一体になり機能していた可能性が考えられます。
川原井里見城の詳細は不明ですが、松川とそれに沿うように通る街道を押さえる役目を担っていたと考えられます。この地域は近くに鎌倉街道も走り、また松川は川原井付近の最上流部から丘越えをすれば、養老川水系に繋がり、交通の要衝です。城山麓の北西を流れる大月川の対岸の真光寺の台地からは平安時代を中心とした遺跡が存在することからも、この地域は古くから往来があり、開けた大事な場所だったことが推察されます。
山を越えた西方に真里谷武田氏、里見氏、小田原北条氏いずれかの築城と考えられている川原井城があることからも、この付近が諸勢力の入り交じる重要な場所であったことが分かります。
【御城印デザインのご説明】
川原井里見城の城下には美しい谷津の風景が残っています。また、谷を見下ろすように築かれた物見台跡と思われる平坦面が残るなど、当時の面影を感じることができます。それらの谷津や大月川の対岸にある真光寺、そして松川や街道などがわかる地図をモチーフにしました。
大月川に面した丘陵部には礫石(つぶていし)が集積されていたと伝わることから礫石をデザインし、物見台から周囲を見張る兵士をイメージしました。あわせて、里見氏の家紋を配置しました。
【小坪(おつぼ)館のご説明】千葉県袖ケ浦市
小坪館は南に小櫃川、北に松川が流れる標高約1.5メートルから2mの自然堤防上に築かれました。現在の中川小学校付近が小坪館の推定地とされています。周辺には小坪館との関係も考えられる「榎戸」という小字名、「中溝」という伝承地名も残っています。
小坪館の詳細は不明ですが、鎌倉時代前期には、横田郷の在地領主と考えられる「横田悪四郎入道」なる人物が上総国御家人として記録されています。戦国期になると横田郷は真里谷武田氏の支配を受け、武田氏の流れをくむと言われる葛田氏が在地領主となっていた可能性があります。葛田氏の初代とされる信恒は、里見義尭と戦ったのち里見氏の軍門に下り、横田郷を与えられたと伝わります。
小坪館の全体構造については不明ですが、小坪館の中心地と思われる中川小学校東南には横田神社が鎮座していて、そのまわりには土塁や堀の痕跡にも見える跡があることから、横田神社も小坪館の一部であった可能性が考えられます。
小坪館北側には戦国期には存在したと考えられる街道(久留里街道)が通り、街道沿いには上宿・中下(宿)の地名が残ります。葛田家に伝わる古文書からは、天正8年(1580年)横田に新宿が立てられ、里見氏がこれについて「不入」を承認するとともに市の開催を要請したことがわかっています。
さらに、小坪館の北西には横田郷へ入る北の入口を意味すると思われる「北口城」があります。北口城は松川、小櫃川の両河川の水運及び街道の往来を直接押さえる機能を担っていたと思われます。小坪館は北口城と連携し、横田郷の中心的城館の役目を担っていたと思われます。
小坪館の北を流れる松川は、遡航すると川原井城や川原井里見城へと繋がるとともに、最上流部より丘越えすると養老川水系等へと繋がる重要な水上交通網でした。小坪館はそれらの城とも連携していた可能性があり、小櫃川はもとより、松川における水上交通網は中世期においては小櫃川同様の重要性を持っていたと思われ、小坪館を考える上で欠かせない鍵になるといえます。
【御城印デザインのご説明】
小坪館が築かれた横田郷は、中世期には上総国畔蒜荘の荘園が広がっていたことが調査により分かっています。これにより、15世紀前半の横田郷の姿が具体的に復元されました。御城印は横田郷の復元鳥瞰図(笹生衛氏作成)をモチーフにするとともに、街道や地形の分かる地図をデザインしました。
あわせて、戦国期には真里谷武田氏、続いて里見氏の支配下にあったと推察されることから武田氏と里見氏の家紋を配置しました。小坪館の城主と伝わる武田一族葛田氏も武田氏の家紋「四ツ菱」を使用しています。
販売情報
〇青山城 7月23日(土)から販売開始
おいでなせえ小川町駅前店
〒355-0328
埼玉県比企郡小川町大塚47-3
電話0493-59-6988
営業時間10:00-18:00定休日なし
※ネット販売
おいでなせぇ小川町御城印屋
https://hiki-gojouin.stores.jp
〇川原井里見城・小坪館 7月23日(土)から販売開始
※観光協会のみ7月25日(月)から販売開始
※ネット販売
しすいノいいモノ (地域に愛される酒々井プレミアム・アウトレットの目の前まるごとしすい) (tsuku2.jp)
●(一社)袖ケ浦市観光協会
千葉県袖ケ浦市坂戸市場1-1(市役所新館5階)※8/8~(市役所南庁舎2階)
電話0438-62-3436
営業時間9:00~16:00
休業日 土日、祝日、年末年始
●FARM COURT袖ケ浦
千葉県袖ケ浦市袖ケ浦駅前1-39-12
電話0438-97-7855
営業時間10:00~18:00
休業日 年末年始
●袖ケ浦公園 レストハウス菖蒲
千葉県袖ケ浦市飯富2360
電話0438-63-2118
営業時間10:00~16:00
休業日 水曜、年末年始、悪天候
●Yショップつるや
千葉県袖ケ浦市蔵波26-1
電話0438-62-8516
営業時間6:00~19:00
休業日 日曜、祝日、年末年始
●曹洞宗真光寺
千葉県袖ケ浦市川原井634
電話0438-75-7365
営業時間9:00~17:00
休業日 なし
●まるごとしすい
千葉県印旛郡酒々井町飯積 2-8-2
電話043-376-6810
営業時間9:00-18:00
定休日 毎週月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は営業で、翌火曜日がお休みになります)
2022年7月18日 (月)
駿府城&賤機山城ツアー
阪急交通社の駿府城ツアーが募集開始になりましたー✨
このツアーは駿府城だけではなく、賤機山城に登ります!!
少しハードですが、賤機山城は遺構の残りもいいですし、なんといっても家康が入る前の駿府を考える上で大事な城です。
汗かいて、息をきらせて、一緒に歴史ロマンを楽しみましょう♡
やはり自分の足で歩かなきゃ!ですね。
駿河国の中心駿府!今回は今川氏の詰城の賤機山城と家康の駿府城をあわせてめぐります。駿府という土地の重要性や歴史の移り変わりを見ながら歴史を紐解きたいと思います。山城としても見応え十分な賤機山城と、駿府城散策や発掘調査現場まで楽しめる歴史と城満載のツアーです。しかも、昼食のお店が素敵♡
横浜発着はコチラ
●【たびコトツアー】<横浜駅発着バス利用>徳川家康ゆかりの地めぐり「いざ!駿府城&賤機城」へ 日帰り(SB279Y)|国内旅行・ツアー|阪急交通社 (hankyu-travel.com)
東京発着はコチラ
●【たびコトツアー】<東京駅発着バス利用>徳川家康ゆかりの地めぐり「いざ!駿府城&賤機城」へ 日帰り(SB279)|国内旅行・ツアー|阪急交通社 (hankyu-travel.com)
2022年7月14日 (木)
千葉一族ツアーと関東動乱 高麗山城ツアーのお知らせ
新しいツアーのお知らせです✨
阪急交通社たびコトツアーで関東動乱の舞台をまわるツアーです。
今後もコース拡大予定!
各地の歴史、一緒に楽しみましょう❤
まずは2コースが今日から募集開始です。
いざ、高麗山城へ!
高麗山城は北条早雲ゆかりの山城です。
上杉謙信もすぐ近くまで攻め寄せたという面白い歴史が埋もれてます。
高麗山城は遺構もバッチリで、ハイキングコースでありながら戦国時代にタムスリップできる楽しい山城です✨
この地域は古くからの街道筋に当たるため、様々な歴史や伝承が残っています。
大河ドラマでも話題になった曾我兄弟の伝説も残ってます。いろんな話をしながら楽しく歩きたいと思います。
是非一緒に歴史ロマンを楽しみましょう!
こちらは現地集合現地解散で、バスを使わないツアーです。
詳細はサイトからご覧下さい。
●【たびコトツアー】関東動乱の舞台を行く!いざ「高麗山城」へ 日帰り(SB286)|国内旅行・ツアー|阪急交通社 (hankyu-travel.com)
千葉一族を楽しむ旅・いざ、千葉城&多古の山城へ!
頼朝の挙兵に味方した名族千葉一族ゆかりの地をめぐります。千葉市街地に残る伝承や痕跡をたどることで、千葉氏の歴史を知り、楽しみましょう。千葉氏は関東を代表する武家となりますが、戦国時代には一族で内紛が起きました。それによって、千葉城が戦いの舞台となり、脱出先の多古でも大きな合戦が起きました。今回はバスで千葉氏の歴史をたどります。我々も千葉から多古へと、歴史ロマンの旅に出陣します!
こちらはバスツアーです。
東京発着と横浜発着の2コースとなってます。ご都合よろしい方にお申し込みください♪
東京発着はコチラ
●<東京駅発着>千葉一族の本拠地「千葉」・お家騒動の合戦の舞台「多古」の戦国山城へ 日帰り(SB287)|国内旅行・ツアー|阪急交通社 (hankyu-travel.com)
横浜発着はコチラ
●【たびコトツアー】<横浜駅発着>千葉一族の本拠地「千葉」・お家騒動の舞台「多古」の山城へ 日帰り(SB287Y)|国内旅行・ツアー|阪急交通社 (hankyu-travel.com)
2022年7月11日 (月)
楽しかった!!ガタゴトバスツアーin匝瑳







天神砦に標柱✨
腰曲輪も刈ってくださってて、見応えバッチリ!
感謝です。







天神砦は巨木の残るとても素敵なスポット。
世にも奇妙な物語でロケ地として使われ、深田恭子さんが来たそうです。

2022年7月 8日 (金)
パネル展開始と三浦一族ハンコとかキーホルダーとか




シャッターアート。かっこいいー!
和田合戦の浮世絵で、真ん中には朝比奈義秀の活躍が生き生きと描かれています✨

パネル展とかイベントで大変お世話になってる竹内さんとパシャリ♡
わーい!





