ガタゴトバスツアーin旭市
千葉県旭市でJRバス関東さんと千葉城郭保存活用会のコラボツアー『ガタゴトバスツアー』第3弾を開催しました。
すでに3回目ということで、募集開始から即満員御礼いただきました✨
今回も空港第2ビル駅をスタートしてガタゴトGO!
貸切路線バスでまわるので、ローカル感満載でほのぼのツアーとなってます♪
旭市観光物産協会さんがお煎餅の差し入れをしてくれたり♪
もちろん運転手は秋葉さん。バスは22年選手のバス太くん。
あいにくの雨模様でしたが、鏑木城、長部城、大原幽学記念館、見広城、佐貫城、網戸城とめぐりました。
雨でも無事に全行程クリアすることが出来、お見せしたい旭市の色んな歴史を楽しんでいただけたかと思います♡
鏑木城は千葉一族鏑木氏の城とされ、戦国時代まで存続しました。小田原の役の段階では「かぶらぎの城 300騎」と書かれていることから、そのときまで機能していたことが分かります。
城下には宿、根古屋が形成され、椿の海に面した交通の要衝地にあたります。
周辺を歩くと、当時の雰囲気を想像することができて楽しい城です。
長部城は千葉一族松澤氏の城と伝わり、詳細不明ながらも遺構が良好に残ります。
特に主郭奥の堀は見事。
現在は大原幽学記念館になっているので、あわせて見学しました。
大原幽学は尾張藩士の家柄とされ、大道寺氏を出自とするとされています。大道寺政繁の子どもの系統らしい。
若いときに勘当され、諸国を回り、「性学」の教えを説いていました。
その中で、長部村に縁ができ、農村指導者として村の農業改革を行ったのです。
そのときに教導所として居を構えたのが長部城の跡地でした。
要害地形が気に入り選んだとされています。
それにより、人を集めて洗脳し、立て籠っていると疑われ、5年にわたる厳しい取り調べを受けました。
失意の中、幽学は自害しましたが、長部村には幽学が行った農業改革の痕跡が残っています。
見広城は椿の海に面した高台に築かれ、水上交通を抑える役目を担っていたと考えられます。
代々島田三河守なる一族が領していたと伝わっています。
ヤマトタケルの父、景行天皇の伝説も残っていることから、古代から発達した地域だったことも推察できます。
堀や土塁、雛壇状の曲輪なども確認でき、遺構の残りも良好です。
佐貫城は源義経に付き従った片岡常春の伝承が残る城です。
現在は波に削られ、台地ごと消失してしまっていますが、かつては岬状に張り出した海城だったと考えられています。
戦国期には海上氏の支城だったとも推察されています。
網戸城は木曽義昌の城です。木曽義仲から19代後裔にあたる義昌は、武田信玄の娘を妻とし、その後は徳川家康に属しました。家康が関東に入ると網戸に移封され、網戸城を築き善政を敷いたと地元に伝わります。
義昌は網戸に入って5年で亡くなってしまいましたが、遺言により椿の海に水葬されました。
このように、今回もとても濃い楽しいツアーになりました✨
ガタゴトバスツアー第4弾は1月です。
告知開始次第、お知らせしますね♪
お楽しみにー!
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