天羽城の御城印発行✨
千葉県富津市「天羽城」の御城印販売開始のお知らせです。
【天羽(あもう)城のご説明】
天羽城は標高約120mの丘陵に築かれた山城です。北側には湊川、西側には相川が流れていることから、水上交通の発達した地域であったことが分かります。さらには、城下西方の相川に並行するように鎌倉みちと伝わる街道が通っており、水上交通のみならず、陸上交通の要衝地でもあったことが推察できます。
天羽城の築城等の詳細は一切不明ですが、「天羽城(あもじろ)」という字名も残ることから、地元では古くからこの山が天羽城であると伝えられてきました。
天羽城は井戸、土橋、堀切、石積み遺構等が残り、さらに山頂部は綺麗に削平されており、周辺を見渡せる視界良好の主郭となっています。北西には湊川越しに東京湾、東には峰上城を臨むことができます。
「天羽」は、その地名から上総氏の庶流である天羽氏が平安時代末期から鎌倉時代に天羽の地を領し、苗字の地としたと考えられています。今に残る天羽城は室町期以降に築かれた山城だと推察され、真里谷武田氏の峰上城と連携して機能していたと考えられています。また、天羽城周辺には里見義実が創建し、正木時治が再興したとの伝承をもつ見性寺があることから、天羽城と正木氏の関連も指摘されています。
【御城印デザインのご説明】
平安時代から鎌倉時代にかけては上総平氏である天羽氏、室町期から戦国期には真里谷武田氏の峰上城との連携、さらに正木氏の伝承が残る天羽城の御城印には上総氏の家紋「九曜」、真里谷武田氏の家紋「四つ菱」、正木氏の家紋「三つ引両」をデザインしました。
天羽城の麓を通る鎌倉みち沿いには集落が形成されていて、見性寺、薬師堂、観音堂などが残り、中世の天羽の様子を彷彿とさせてくれます。また、相川と湊川の合流地点は、中世期からの船着き場があったと思われ、陸路と水路の結節点であるこの地域の重要性が浮かび上がります。御城印にはそれらの街道や集落、さらに河川が描かれた地図をモチーフとするとともに、天羽の谷や山の景色をイメージしました。
販売開始 2023年2月25日(土曜)からです。
通販では取り扱いません。
販売場所
〇高梨商店
千葉県富津市湊735
0439-67-0224
11時~18時
休業日:毎週月曜日
※年末年始やその他臨時休業あり
○まるごとしすい
千葉県印旛郡酒々井町飯積 2-8-2
043-376-6810
9時~18時
休業日:毎週月曜日
※但し、月曜日が祝日の場合は営業で、翌火曜日がお休みになります
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