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2025年8月の5件の投稿

2025年8月29日 (金)

足柄城御城印発行&笛まつり

9月14日に足柄城で、第54回足柄峠笛まつりが開催されます。
足柄城で町の盛り上げを、ということで静岡県小山町とのコラボ企画として、足柄城御城印の発行と足柄城ツアーを企画させていただきました✨

(ツアーは満員御礼。ありがとうございます。キャンセル待ちはできません)

御城印デザイン解禁になりましたので、販売情報とあわせてお知らせいたします。
足柄峠笛まつりの詳細はこちら
【9月14日】第54回足柄峠笛まつり開催のお知らせ|富士のあるまち・金太郎生誕の地、静岡県小山町
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【足柄城御城印】
足柄城は、駿河国と相模国の国境に位置する「足柄峠」に築かれました。足柄峠は、古代には東海道(足柄古道)が通り、足柄関が置かれた要衝です。足柄峠より東が「坂東」と称され、古くから関東の玄関口にあたる重要地でした。9世紀初頭の富士山の噴火により、足柄峠が一時不通となったため、箱根路が新たに整備されますが、それ以降も足柄路は箱根路とともに重要な道であり続けました。そして、その重要な街道を取り込むように築かれたのが足柄城です。

足柄城は、応永23年(1416年)に起きた上杉禅秀の乱を契機に、駿河東部から相模西部に勢力を拡大した大森氏によって築かれた可能性も指摘されていますが、おもに小田原北条氏の城として、本拠小田原防衛のため、重要な役目を担いました。足柄城の築城等についての詳細は不明ですが、永禄12年(1569年)に駿河、相模、甲斐の三国同盟を破棄した武田信玄の侵攻に備え、「御国之御大事」として、北条氏が足柄城の整備を行ったことが文献で確認できます。これが足柄城の初見であり、国境防備の最前線拠点として重要視されていたことが見て取れます。その後も、武田氏との抗争により、緊迫した状況が続く中、足柄城ではたびたび改修整備が行われました。

天正10年(1582年)に武田氏が滅びると、武田氏の遺領をめぐって「天正壬午の戦い」と呼ばれる戦乱が勃発。北条氏は、駿河国を領する徳川家康と戦闘状態になったため、足柄城は対徳川氏の最前線基地になりました。この緊迫した状況の中、北条氏は「足柄城当番之事」という城掟を発して、統制を強め、足柄城の防御を固めたことが、史料から確認できます。

その後、北条氏と豊臣秀吉との関係が悪化し、政治的緊張が高まると、足柄城は山中城や韮山城とともに、より堅固な城へと整備されたと考えられます。しかし、天正18年(1590年)、小田原の役が起きると、北条氏光が守る足柄城は、山中城を落とした豊臣軍に攻め込まれ、さしたる抵抗もなく開城したと伝わり、その後は廃城となったようです。

足柄城は、標高759mの山頂部に本城を置き、北西部に伸びる尾根上におもだった5つの曲輪が連なって築かれています。この5つの曲輪の周辺にも、山の神曲輪、上六地蔵曲輪などの中小曲輪群が築かれ、このような配置から、足柄城が街道を取り込んだ構造であることが見て取れます。それぞれの曲輪は堀で分断されており、北西に位置する三の曲輪から五の曲輪の間の堀幅が広く大規模であることから、対武田、対徳川、対豊臣を経験した足柄城の緊迫感を見ることができます。

道路整備などに伴う発掘調査によると、二の曲輪西側で、小田原城や山中城に匹敵する規模を持つ障子堀の断面が検出されました。また、高さ2.8mの石垣(石積み)も検出されていて、足柄城が八王子城や津久井城のように、石を使った城の可能性も出てきました。足柄城は調査によって、徐々にその姿が明らかになっており、今後の調査にさらなる期待がかかります。

 

【御城印デザインのご説明】
『吾妻鏡』や『太平記』などにも、交通の要所として登場する足柄峠には、数々の伝承が残っています。古くは、後三年の役の際、笙の名手である新羅三郎義光(源義光)が、兄八幡太郎義家(源義家)に合流するため、北へ向かう途中、足柄峠にて笙の秘曲を豊原時秋に授け、託したと伝わる逸話が残っています。この伝承から、足柄峠で笙を奏でる義光をモチーフにしました。なお、足柄城では、この伝承に因み、「足柄峠笛まつり」が毎年開催されています。

あわせて、小田原北条氏の家紋と、足柄城の縄張図をモチーフにしました。足柄城の周辺には、足柄城支砦群と呼ばれる阿弥陀尾砦、古楢尾砦などの城郭が点在し、さらに、河村新城、河村城など、北条氏の支城が多数築かれたことから、足柄エリアの重要性が見て取れます。

足柄城は風光明媚な城としても人気を博しています。相模方面から足柄峠を越えると一気に視界が開け、壮大な平野が広がります。本曲輪からは、雄大な富士山を眺望できることから、御城印には、美しい富士山をデザインしました。



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【販売情報】

販売開始
2025年9月14日(日曜)
※9月14日は足柄城跡で行われる笛まつり会場のみで販売します。15日からは、以下の3箇所で販売します。

値段:300円(税込み)

販売場所
〇駿河小山駅前交流センター(フジサイクルゲート)
〒410-1311静岡県駿東郡小山町小山599-5
TEL  0550-75-7800

4/1~9/3 8:00~18:00 

10/1~3/31 8:00~17:00

12/29~1/3は休業

 

〇小山町観光案内所(道の駅ふじおやま内)
〒410-1326 静岡県駿東郡小山町用沢72―2
0550-76-5000

営業時間 9:00~17:00

12/29~1/3は休業

 

〇足柄山聖天堂
〒410-1313 静岡県駿東郡小山町竹之下3649

不定休

 

〇大雄山宝鏡寺
〒410-1313 静岡県駿東郡小山町竹之下1462

不定休



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2025年8月27日 (水)

吉川弘文館『歴史手帳』最新コラムのお知らせ

連載させていただいてる吉川弘文館『歴史手帳』購入者特典のお城コラム、新しい記事がアップされました。
最新コラムでは、「名城を歩く 南東北の城」から、4城をご紹介しました。

中世の奥州では、三浦一族蘆名氏が大活躍。
蘆名氏に関連する城ももちろん紹介しています。
そもそも蘆名氏は、佐原義連が鎌倉幕府軍と平泉藤原氏が戦った奥州合戦で武功をあげ会津に領地をもらったことに始まります。なので、奥州合戦に因む城郭も紹介してます。
東北の城は面白いです。

コラムの冒頭ページのみ、添付します。

歴史手帳をお持ちの方は、ぜひ続きも読んでみてください✨





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2025年8月23日 (土)

産経新聞連載コラム「本庄城」

産経新聞8月号は「本庄城」です。
本庄城は、1556年に本庄実忠によって築かれたとされていますが、発掘調査ではそれ以前になんらかの施設があったことが指摘されています。
ということは…。
場所と時期的に、五十子陣と関連するなんかしらの施設の可能性が大。
わからないことが多い本庄城ですが、周辺の戦乱と紐付けて考えるととても楽しい城です。

12月ツアーで本庄城行くつもりです。
お楽しみに。

ちなみに、本庄氏は武蔵七党児玉党の庄氏が出自と考えられています。
わたしが、関わらせてもらっている備中国で、備中兵乱の中心的存在だった庄氏は、この本庄氏と同族です。むしろ、庄氏が宗家筋ともいわれています。
備中猿掛城(岡山県矢掛町)を本城として、戦国の世を駆け抜けました。

歴史の繋がりは楽しいですね✨


児玉党本庄氏の城 「本庄城(前編)」 古くから豊かな地として発展 山城ガールむつみ埼玉のお城出陣のススメ - 産経ニュース


地域の戦乱物語る城 「本庄城(後編)」 城跡から約200の竪穴住居検出も 山城ガールむつみ 埼玉のお城出陣のススメ - 産経ニュース

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2025年8月 8日 (金)

10月ツアーのお知らせ

10月の2本のツアーが新たに募集開始になりましたのでお知らせいたします✨

【関東動乱の舞台を歩く】いざ、結城合戦の舞台「結城城」へ!
10月1日(水)・10月19日(日)
今回は、永享12(1440)年に起きた結城合戦の舞台「結城城」に出陣します。
結城合戦の2年前には、鎌倉で「永享の乱」が勃発。永享の乱で討ち死にした鎌倉公方足利持氏の遺児春王丸、安王丸を擁して、結城氏朝らが室町幕府に反乱を起した戦いが結城合戦です。結城城に籠もって、戦いが繰り広げられました。
関東動乱の歴史舞台をじっくり歩いて、歴史を肌で感じましょう。

後半は、小山駅に移動して、小山城(祇園城)周辺を散策します。
もともとは、平安時代からの名族藤原秀郷流小山氏の領地。
結城氏も小山一族です。
そんな歴史も丁寧に見ていきましょう~。
道中、その他いろいろ立ち寄りながら進みます。
盛りだくさんのコースです♪

お申込み&詳細はこちらから

【関東動乱の舞台を歩く】いざ、結城合戦の舞台「結城城」へ!


【歴史めぐり】伝太田道灌屋敷から御所山へ~御所五郎丸の墓や横浜開港の歴史も~
10月14日(火)
今回は、南太田駅を出発して、戸部駅までの史跡遺跡散策です。
南太田駅周辺は、かつて蒔田湾が入り込み、水上交通の要所でした。
このエリアには、太田道灌の伝承が色濃く残り、中世の歴史巡りを楽しむよすがになります。
伝太田道灌屋敷跡、道灌が中興したと伝わる東福寺など、盛りだくさんです。

アップダウンを楽しみながら、地形やかつての入江を想像しながら歩きましょう。
神奈川奉行所がなぜここに置かれたのか?
歩きながら、想いを馳せると、歴史がひもとかれてワクワクします。
楽しい歴史探訪に出陣しましょう♪

お申込み&詳細はこちらから
【歴史めぐり】伝太田道灌屋敷から御所山へ~御所五郎丸の伝承や横浜開港の歴史も~




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2025年8月 6日 (水)

三浦一族研究会 学習講座のお知らせ

9月16日(火)
三浦一族研究会学習講座「三浦大介義明 菩提寺 満昌寺」が開催されます。
満昌寺の住職永井宗寛氏、副住職永井宗徳氏が登壇されます。
わたしも、トークセッションやらせていただきます。

三浦一族研究会会員も非会員も参加可能です✨
詳細、お申込み方法などはこちらから。

令和7年度 三浦一族研究会学習講座「三浦大介義明 菩提寺 満昌寺」のご案内(会員・一般) | 三浦一族研究会

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