2023年5月11日 (木)

東庄町「千葉一族 東氏ゆかりの城をめぐるツアー」申込開始

今日から申込開始になりました✨
千葉県香取郡東庄町観光協会主催
「6月29日・千葉一族 東氏ゆかりの城をめぐるツアー」

集合解散はJR笹川駅。
笹川駅は、成田駅で乗り換えれば辿り着きます。
車で来ていただいても駐車場あるのでOKです。

千葉常胤の4男胤頼が東庄を領地として、「東氏」を名乗りました。
吾妻鏡によると、胤頼は三浦義澄と一緒に韮山の頼朝を訪れています。
挙兵前から、三浦氏、千葉氏と頼朝の密接な関係が伺えるエピソードです。

胤頼は和歌でも有名で、千葉市に残る頼朝伝説「君待ち橋」の由来となる歌を詠んだ人物でもあります。
この胤頼の子孫に当たるのが「東常縁(とうつねより)」
こちらは美濃国篠脇城の城主ですが、関東が戦国時代に突入し、千葉一族のお家騒動が起こると室町幕府の命令で関東に下向。乱鎮圧のために各地で戦いました。一説には三浦道寸に古今伝授を行った人物とも伝わります。
東氏、歴史満載すぎ♡

あわせて、鎌倉が武家の都になるきっかけを作った平忠常の館と伝わる大友城にも行きます。このあたりの話もツアーでタップリお話しします✨
この機会にぜひご参加下さい。

その他、コース詳細とお申し込みはコチラから。
https://www.tohnosho-kanko.jp/event/r5_yamashiro_tour/

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2023年3月24日 (金)

「堀川館」御城印発行

千葉県匝瑳市「堀川館」の御城印発行です✨
今は星宮神社が建っている場所に、かつて堀川館が築かれました。

千葉一族堀川氏と野手氏の抗争の舞台になった場所でもあります。
九十九里に面して、たくさんの城が築かれたエリアです。


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【堀川館のご説明】
堀川館は標高5mほどの砂州上の微高地を利用して築かれた居館です。堀川集落に残る館跡のため、「堀川館」とよばれていて、現在は星宮神社が鎮座しています。以前は、星宮神社の境内を囲むように堀と土塁が巡らされていたといいます。近年の道路工事でほとんどの遺構が消滅しましたが、現地に残るわずかな土塁と堀の痕跡からかつての方形区画の館跡を想像することができます。

築城等に関する詳細は不明ですが、千葉一族の庶流である堀川氏の居館と伝わっています。堀川氏についての詳細も不明ですが、『神代本千葉系図』には、椎名胤光の子に胤次、清胤の名前が載っており、それぞれ堀河四郎、同又四郎と脇書されています。このことから、堀川氏は千葉一族椎名氏の分家であることが推察されていて、鎌倉時代に堀川の地頭職を得て、代々この地を治めていたとされています。

戦国時代には、野手周辺を領していた同じく千葉一族椎名氏の庶流である野手氏によって堀川館は攻められ、堀川氏は家臣ともども討ち死にしたと地元に伝わっています。
また、『天正十八年千葉家落城両総城々』には、天正18年(1590年)に椎名山城守が堀川館の城主だったと記されています。

発掘調査では、奈良時代から江戸時代にかけての遺物が出土していることから、継続的にこの地に地域の中心的な施設があったと考えられます。また、明治初年には堀川館の跡地に三河西端藩の陣屋が設けられました。

 

【御城印デザインのご説明】

千葉一族堀川氏の居館と伝わる堀川館の御城印には、千葉一族の家紋「九曜」をデザインしました。現在鎮座する星宮神社の旧号は「妙見大菩薩」だったといい、妙見信仰を重んじていた千葉一族との繋がりが推察できます。この神社は堀川氏が勧請したとも、堀川氏の後に入った野手氏が勧請したとも伝わっています。

堀川館の発掘調査では、台と歯を一木から作る鎌倉時代の連番下駄が出土しています。実際は下駄の台のみの出土ですが、御城印にはイメージとして下駄完品の絵を描きました。 他にも堀川館からは15世紀の土鍋、内耳土鍋、17世紀以降の陶磁器など、多数の生活用品が発掘調査から見つかっています。

さらに、調査ではフイゴの羽口や鉄滓が見つかっていて、周辺には「鍛冶屋」という字名も残ることから、この地域で中世から近世にかけて鍛冶が行われていたと推察されています。また、堀川館は微高地を巧みに利用して築かれた居館であることから、地形が分かる地図を配置しました。


3月25日(土)から販売開始!

販売場所
〇そうさ物産センター匝りの里(めぐりのさと)
千葉県匝瑳市八日市場イ137-1
電話番号 0479-73-5015
営業時間9時から18時
年中無休

〇まるごとしすい
千葉県印旛郡酒々井町飯積 2-8-2 
043-376-6810
営業時間 9時~18時 
定休日 毎週月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は営業で、翌火曜日がお休みになります)

 

 

 

 

 

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2023年3月 2日 (木)

千葉歴史ツアー募集開始のお知らせ

千葉市観光協会設立40周年記念
『山城ガールむつみ』とめぐる千葉の歴史ガイドツアー

募集開始になりました✨

40週記念ですって。
光栄です♡

都市化された千葉市内を歴史の痕跡、千葉一族の足跡を探しながら歩きます。
今でこそ、「千葉市内」=「海」のイメーがないですが、この地域は海に面した水上交通の発達したエリアです。

千葉氏の歴史を紐解いて、地域に埋もれた物語を楽しみたいと思います。
平安時代から戦国時代まで。
色んな時代の歴史を楽しみましょう♪

詳細やお申し込み方法はこちらをご覧下さい。

千葉市観光協会設立40周年記念『山城ガールむつみさん』とめぐる千葉の歴史ガイドツアー申込について<3/30(木曜)> | 千葉市観光協会公式サイト/千葉市観光ガイド (chibacity-ta.or.jp)

 

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2023年2月25日 (土)

天羽城の御城印発行✨

千葉県富津市「天羽城」の御城印販売開始のお知らせです。

【天羽(あもう)城のご説明】

天羽城は標高約120mの丘陵に築かれた山城です。北側には湊川、西側には相川が流れていることから、水上交通の発達した地域であったことが分かります。さらには、城下西方の相川に並行するように鎌倉みちと伝わる街道が通っており、水上交通のみならず、陸上交通の要衝地でもあったことが推察できます。

天羽城の築城等の詳細は一切不明ですが、「天羽城(あもじろ)」という字名も残ることから、地元では古くからこの山が天羽城であると伝えられてきました。
天羽城は井戸、土橋、堀切、石積み遺構等が残り、さらに山頂部は綺麗に削平されており、周辺を見渡せる視界良好の主郭となっています。北西には湊川越しに東京湾、東には峰上城を臨むことができます。

「天羽」は、その地名から上総氏の庶流である天羽氏が平安時代末期から鎌倉時代に天羽の地を領し、苗字の地としたと考えられています。今に残る天羽城は室町期以降に築かれた山城だと推察され、真里谷武田氏の峰上城と連携して機能していたと考えられています。また、天羽城周辺には里見義実が創建し、正木時治が再興したとの伝承をもつ見性寺があることから、天羽城と正木氏の関連も指摘されています。

 

【御城印デザインのご説明】

平安時代から鎌倉時代にかけては上総平氏である天羽氏、室町期から戦国期には真里谷武田氏の峰上城との連携、さらに正木氏の伝承が残る天羽城の御城印には上総氏の家紋「九曜」、真里谷武田氏の家紋「四つ菱」、正木氏の家紋「三つ引両」をデザインしました。

天羽城の麓を通る鎌倉みち沿いには集落が形成されていて、見性寺、薬師堂、観音堂などが残り、中世の天羽の様子を彷彿とさせてくれます。また、相川と湊川の合流地点は、中世期からの船着き場があったと思われ、陸路と水路の結節点であるこの地域の重要性が浮かび上がります。御城印にはそれらの街道や集落、さらに河川が描かれた地図をモチーフとするとともに、天羽の谷や山の景色をイメージしました。

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販売開始 2023年2月25日(土曜)からです。
通販では取り扱いません。

販売場所
〇高梨商店
千葉県富津市湊735
0439-67-0224
11時~18時

休業日:毎週月曜日
※年末年始やその他臨時休業あり  

 

○まるごとしすい
千葉県印旛郡酒々井町飯積 2-8-2 
043-376-6810
9時~18時
休業日:毎週月曜日
※但し、月曜日が祝日の場合は営業で、翌火曜日がお休みになります

 

 

 

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2023年2月13日 (月)

多古城郭保存活用会の現地案内のお知らせ

ナビゲーターは私ではありませんが、ご都合よろしければお出かけください✨
多古城郭保存活用会の現地ツアー開催です。
以下、会のFacebookから引用します。
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春の多古町城郭ウォーキングツアー開催!
日本一の御城印のまち「多古」。
多古城郭保存活用会では、春の多古町城郭ウォーキングツアーを開催します。
多古城郭保存活用会でしかできない、通常非公開の場所の遺構見学もあります!
ツアー講師は多古城郭保存活用会のスタッフがつとめます。
是非ふるってご参加ください!


日時:令和5年3月5日(日)
集合:多古町多古台バスターターミナル 午前9時40分
(成田空港第2ターミナルビル午前9時5分発の多古-成田空港間シャトルバスにお乗りいただくと、多古台バスターミナルに午前9時31分に着きます。成田空港第2ターミナルビルまでは、JR線、京成線、をお使いいただくのが便利です)。
参加費:一人1500円(昼食代資料代保険料含む)
募集人員:20名(先着順)
申し込み方法:参加希望者の住所、氏名、性別、年齢、電話番号を記載し、「3月5日春の多古町城郭ウォーキングツアー参加希望」と明記いただき、下記アドレスに申込ください。
takojokaku@gmail.com


<当日の行程予定>
9:45 多古台バスターミナル出発
9:55 多古城 見学(約1時間)
11:00 多古藩陣屋跡 見学(約30分)
11:40 昼食(約50分)
12:45 正覚寺(島地区に関する説明)、志摩城と島の街並み見学
   (約2時間)
15:00 並木城見学(約1時間)
16:30 道の駅多古あじさい館着
午後4時38分 道の駅多古発の空港シャトルバスで成田空港第2ターミナルビルに戻られるのが便利と思われます(午後5時17分着)。 
※諸般の事情から時間帯、訪問場所等が変更になる場合があります。
★ツアー時に御城印をご希望の方は、スタッフが多古15城の御城印につき販売をいたしますので、お申し出ください。

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2023年2月 3日 (金)

金谷城&勝山城ガタゴトバスツアー募集開始

2月26日(日)金谷城、勝山城、妙本寺にガタゴトバスでGO!
募集開始になりました✨
結構早く埋まってしまうので、興味ある方はお申し込みご検討下さい♪
今回は袖ケ浦バスターミナル・金谷港・JR浜金谷駅の3カ所での集合です。
ご都合良い集合場所から城めぐりにGO!!

【むつみコメント】
今回は内房エリアの海城を巡ります。

戦国時代には江戸湾を挟んで里見氏と北条氏が熾烈な戦いを繰り広げました。
そのため、海に面した丘陵部にはたくさんの城が築かれました。
現地で城を楽しみ、景色を眺めると、目の前に広がる大海原で繰り広げられた歴史が目に浮かぶようです。
今回のツアーでは、それら海城の中でも中心的な存在であった金谷城に出陣し、普段は入れない本丸へとご案内します!
さらに勝山城、妙本寺という内房の戦国史を物語る城にも出陣します。
盛りだくさんの歴史ロマンを楽しみましょう!

山城ガールむつみ隊長とゆく歴史探訪ツアー♪「千葉県鋸南町」をめぐろう! | ジェイアールバス関東 (jrbuskanto.co.jp)

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2023年1月28日 (土)

田間城の御城印

今月は千葉県東金市「田間城」の御城印が発行されます。
デザインと同封説明文を手がけました✨
お近くに行った際は田間城に立ち寄り、よかったら御城印もお求め下さい♪


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【田間城】千葉県東金市
田間城は九十九里平野に向かって伸びる標高約50mの丘陵に築かれました。現在、城山の南東麓には田間神社が鎮座しています。城山は急崖に囲まれた天然の要害となっていて、城下には街道が通り、交通の要衝地にあたります。

田間城は東金酒井氏の支城と考えられています。東金酒井氏の本城東金城が南西約2kmに位置し、東金城と田間城が密接に連携しながら機能していたことが分かります。

東金酒井氏は『鎌倉大草紙』によると、享徳の乱によって起きた千葉氏の内紛をうけて、美濃から下向した東常縁(とうつねより)が部下の浜春利を東金城に入れたことにはじまるとされますが、東金城の築城年代など詳細は不明です。

その後、東金城の支城として築かれた田間城も築城等の詳細は不明です。伝承では、永正6年(1509年)に酒井定隆が築城したともされますが、史料では確認できません。

いずれにしろ、東金酒井氏の支城かつ東金城の北方の防衛施設として、田間城は築かれたと考えられます。

東金酒井氏は、里見氏と北条氏の争いが激化すると、両勢力に挟まれ政治的な判断を迫られました。そして、最終的には北条氏に属し、天正18年(1590年)の小田原の役を迎えました。東金城は、小田原の役まで東金酒井氏の本城として機能していたとわかっていることから、田間城も東金城の支城としてその頃まで機能していた可能性が高いと思われます。

 

【御城印のご説明】

田間城は東西約500m、南北約240mが城域と考えられ、主郭の他、複数の曲輪が形成されています。堀や土塁などが良好に残る田間城の御城印には縄張図をデザインしました。

合わせて、東金酒井氏の家紋「右巴(右巻の巴)」をデザインしました。さらに、城下を通る街道や宿、そして本城東金城との位置関係が分かる地図をモチーフにしました。現地から街道を見下ろすと、いかに田間城が街道筋に対し意識的に築かれていたかを感じることができることから、御城印には街道を見張る城のイメージで門を描きました。

街道がよく見え、東金城に向かう街道を押さえる役目があったことが推察できます。


販売場所
〇道の駅みのりの郷東金
千葉県東金市田間1300-3
0475-53-3615
午前9時~午後6時
休業日:年末年始(1月1日~1月3日)その他臨時休業あり  

 

○まるごとしすい
〒285-0912
千葉県印旛郡酒々井町飯積 2-8-2 
043-376-6810
営業時間 9時~18時 
定休日 毎週月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は営業で、翌火曜日がお休みになります)


○田間神社
〒283-0005
千葉県東金市田間2126
0475-52-3059
営業時間 9時~16
時 


 

 

 

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2023年1月26日 (木)

朝日新聞記事掲載

朝日新聞さんに記事にしていただきました✨

海城サミットについての記事なんですが、ブラタモリのような私のツアーや地域の歴史の楽しみ方にも触れていただき、素敵な記事にしてくださいました。とても嬉しいです!!


蔵波城は開発で半分以上が崩されてしまいましたが、城下には中世の雰囲気が残り素晴らしい歴史を感じることができます。

なにもないと思われがちな場所こそ、楽しみ方によっては地域の宝に変身します。

そして、こういう場所こそ私は大得意!
埋もれた歴史が浮かび上がってくる楽しさ、もっともっとたくさんの人の伝えたいな。

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「ブラタモリ」気分? 山城ガールの案内で、内房の城郭や海城ツアー:朝日新聞デジタル (asahi.com)

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2023年1月22日 (日)

海城サミット・デジタルスタンプラリー

海城サミットのお知らせ。
前にもご案内しましたが、2023年1月1日から3月19日までの間、千葉県内房エリアで海城に関連する色々な企画が開催されます。江戸湾を挟んで熾烈な戦いが繰り広げられたエリアなので、歴史もお城も満載✨
海に面した丘陵にはたくさんの海城が築かれました。

内房線の活性化を狙い、周遊して遊べる「デジタルスタンプラリー」が開催されます。
ぜひ、お出かけ下さい♪
とくにデジタルスタンプラリーは駅から歩いて行ける城を巡るスタンプラリーです。
内房線に揺られながら、内房の歴史と城を楽しんで下さい♡
詳細はこちらのサイトを。

塚原緑地研究所 Webサイト (tsukahara-li.co.jp)

試しにやってみました。
こんな感じ。

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ぜひぜひ、やってみてくださいね✨
アプリ「spot tour」をインストールしてお楽しみいただきます。
各スポットのGPS範囲内に行くと、「GET STAMP」となります。


スタンプが押されるとこんな感じに一覧で見れます。

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全部クリアすると、ステッカーがもらえます♡
詳細は上記サイトでご確認ください。

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2023年1月 7日 (土)

THEMIS掲載のお知らせ

THEMIS(テーミス)2023年1月号に掲載いただきました。
ノンフィクション作家の神山典士さんに記事にしていただきました。
神山典士さんとは去年開催された匝瑳市での初代地方創生大臣の石破茂氏をお招きしてのシンポジウムでご一緒して、有意義な意見交換などをさせていただいた関係でもあります✨

今回の記事は私のツアーをご取材いただき、山城や歴史が地域にどういう化学反応を起こしたかを書いてくださいました。
「地方創生へ」という連載コーナーに、

「埋もれた歴史を発掘し「山城ツアー」で関係人口&観光客増加へ」
というタイトルで書いていただきました♪
嬉しいです。

小さな試みや活動ではありますが、地道に少しずつ輪が広がっていけば良いなと思います。
これからも自分の足であちこちにお邪魔して、進んで行きたいなと思います✨

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より以前の記事一覧